自動回転ステージガイダンス
自動回転ステージ ガイダンス
微小角度の繰返し駆動に最適なボールねじタイプ、広域角度での高精度な位置決めに適したウォームギヤタイプなど幅広いラインナップとなっています。 利用シーンに合わせた回転ステージをお選びいただけます。 |
選定POINT
±10°以内を繰返し駆動させたい サインモーション回転ステージ:KRB04/KRB06 移動機構にボールねじを使用し、磨耗しにくく、高耐久性・高速駆動を実現。 微小角度の繰返し駆動に最適です。
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360°を回転させて使用したい ウォームギヤ式回転ステージ :KRW04360C/KRW06360C-Z/KS402/KREシリーズ 精度よく広域角度で位置決めをしたい場合や、360°連続運転させたい場合に最適な回転ステージです。 透過穴タイプは、ケーブルの取り回しや偏光素子 などを回転させるのに適しています。
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360°を高速で回転させたい:KS451 ダイレクトドライブタイプ 360°高速回転させたい場合に最適な回転ステージです。
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回転中心について
▽回転中心軸の合わせ方について 回転ステージを相手方装置やワークと組付ける際は、それぞれの中心軸をできるだけ合わせることにより、ステージが持つ性能を発揮いたします。 下記の方法などで中心軸を合わせ、ご使用いただくことをお薦めします。 ・回転ステージをまわしながらダイヤルゲージにて偏芯量が最小になる位置を割り出し、ステージまたはワークを固定します。 ・XYステージを組合わせることにより中心軸の微調整が容易に行えます。 ※ステージ本体には取付基準となる面は設けておりません。 |
サインモーション回転ステージ(ボールねじタイプ)
ボールねじを使用した回転ステージ。微小角度を繰返し駆動させる用途に最適です。 サインモーションゴニオステージの特長 |
■高耐久仕様 微小角度で繰返し駆動を続けると、ウォームギヤタイプでは磨耗によるバックラッシが懸念されておりました。 移動機構をウォームギヤ【摺動】からボールねじ【転がり】にすることで、「高耐久性」を実現します。 ■加減速性能の向上 ウォームギヤに比べて摩擦(摺動抵抗)が小さいため、スムーズな立ち上がり・加速が可能です。 ■バックラッシ低減 機構要素に予圧部品を用いることで、バックラッシ を低減しています。 |
正しくお使いいただくために
▼製品別姿勢特性表
○:荷重やモーメントに制限があるが、使用は可能
×:使用不可
▽取付け方法 下面プレートにあいている4ヶ所のボルト穴を使用して付属ネジにより固定してください。 KRB04、KRB06、KRW04360C、KRW06360C、 KRE04360、 KRE06360 は3点留めになります。 |
▽ステージ上面・下面に取付ける対象物について 平面度の悪い対象物を取付けたり、平面度の悪い物に取付けますと、ステージ面を変形させ、精度に影響を及ぼす場合がございます。ご注意ください。【平面度の目安: 10μm以内】 |
▽ステージの取付け姿勢について 各製品のSPECは平面に設置したときを条件としております。 天地逆転取付けや、側面垂直または側面水平取付けなど平面設置以外でご使用の場合は注意が必要です。 耐荷重や精度はその取付け姿勢により大きく変ってきます。 使用可否については、下記の製品別姿勢特性表を目安としてください。 使用条件に応じて最適な機構の製品、ご使用方法をご案内いたしますのでお気軽にご相談ください。 |
製品シリーズ | 天地逆転使用 | 側面水平使用 | 側面垂直使用 |
サインモーション回転ステージ | ○ | ○ | ○ |
ウォームギヤ式回転ステージ | ○ | ○ | ○ |
ダイレクトドライブタイプ | × | × | × |
KRE04360、KRE06360 | × | × | × |
×:使用不可