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手動XYステージ(直動)ガイダンス

手動XYステージの種類と特長

ガイド リニアボール クロスローラ アリ式
イメージ リニアボールガイドステージ クロスローラガイドステージ アリ式ステージ
ガイド構造 リニアボールガイド

ゴシックアーク溝とボールの4点接触
転がり構造


クロスローラガイド

V溝レールとローラの転がり構造
アリ溝

オスメス台形の摺動構造
(摺り合せ)
特長
・ガイド・筐体一体で薄型
・ステンレス/スチール製
・高剛性、高精度、高耐荷重
・黒色タイプもラインナップ


・軽量(アルミ筐体)
・高精度

・ストロークバリエーション豊富
・低価格
採用ステージ
直動・水平面Z


直動・回転・水平面Z・ゴニオ

直動・水平面Z・ゴニオ

手動ステージの使用方法


ステージを相手方(ベース、他のステージ)に固定し、送りつまみやマイクロメータヘッドで移動させます。
目盛の読み方は下記参照ください。

  目盛の読み取り方











バーニア目盛の読み取り方
Ⓐの副尺の「0」の位置をⒷの目盛で1mm単位で読みます。
 (下図の場合29mm)

Ⓐの目盛を見てⒷの目盛と同一位置にある目盛Ⓒを読み、
それを0.1mm位の数値とします。

 (下図の場合0.6mm)

①と②の合計がその値となります。
(下図の場合29.6mm)










マイクロメータヘッドの読み取り方
 (マイクロメータヘッド0.01mm読みの場合)

シンブル端面の位置がスリーブの何mmの位置にあるかを    0.5mm単位で読みます。(下図の場合7.5mmⒶ )

スリーブ基線とシンブルの目盛線が一致している位置のシンブルの値を読みます。(下図の場合0.38mmⒷ )


ⒶとⒷの値を合計した値がステージの現在の位置となります。
(下図の場合7.5mm+0.38mm=7.88mm)
バーニア目盛読み取り方 マイクロメータ目盛読み取り方





取付け姿勢に関する注意事項


各製品のSPECは平面に設置したときを条件としております。
天地逆転取付けや、側面垂直または側面水平取付けなど平面設置以外でご使用の場合は注意が必要です。
耐荷重や精度はその取付け姿勢により大きく変ってきます。

使用可否については、下記の製品別「姿勢の定義と特性表」を目安としてください。
条件に応じて最適な製品、ご使用方法をご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。

〔姿勢の定義と特性表〕

分類 天地逆転 側面水平 側面垂直
直動 アリ式
リニアボールガイド
クロスローラガイド
水平面Z軸(てこ式) ×
ゴニオ クロスローラガイド
ウォームタイプ
クロスローラガイド
マイクロタイプ
アリ式
回転 クロスローラガイド
すり合わせ
    ○:
△:

×:
荷重やモーメントに制限がありますが、使用は可能です。
荷重やモーメントに制限があり、一部の機種や使い方によってはステージの特性を著しく損なう可能性があります。
使用不可




勝手違いについて(クランプ・マイクロメータの位置)


スペースに制限がある場合や左右対称の装置を構築する際に、勝手違いタイプが同額にてご選定できます。
勝手違い製品の構成/向きについては下記となります。
単軸の場合
トレース図に対して、線対称な製品となります。
組合せ品/ステージユニットの場合
トレース図に対して、線対称な製品となります。
ただし、単軸製品に勝手違いタイプがない場合、標準タイプ組込みとなります。

送り位置 (取付スペース・取付姿勢・操作方向などの条件に合わせて選択可能)


送り位置と型式紹介
バーニア目盛読み取り方
●上下勝手違い(Zタイプ)
バーニア目盛読み取り方
マイクロメータを上向きになるよう設置しても、マイクロメータ側で荷重を受けられるため、ステージ面が下がりません。(上記説明図参照)

●センター/サイド押し

マイクロメータや送りねじなどの送り方式ごとにセンター押し(Aタイプ)、サイド押し(Cタイプ)があります。

●左右勝手違い(Rタイプ)
装置により送り位置を変更したり左右対称の装置を構築する場合など線対称な構成が選択できます。

縦使い可能な取付姿勢
送り位置 センタ サイド
取付姿勢
イメージ
センタ押し 勝手違いセンタ押し サイド押し 勝手違いサイド押し
上下勝手 上下通常 上下勝手違い 上下通常 上下勝手違い
コード A B AZ BZ C D CZ DZ
AR BR AZR BZR CR DR CZR DZR